2013年2月7日

オペラシティ コンサートホール


指揮:エサ=ペッカ・サロネン
ピアノ:レイフ・オヴェ・アンスネス
フィルハーモニア管弦楽団

2階左のバルコニー席でステージ真横。バイオリン奏者はほとんど見えなかった。

開演10分くらい前から楽団員が三々五々やってきて、演奏したりおしゃべりしてて楽しそう。開演直前には客席よりも騒がしいくらいに雑談していた。チューニングの時にもクラリネットの奏者同士でなにか耳打ちして爆笑していた。見たぞ。どんなジョークを言っていたのか非常に気になる。

演奏が始まると一変。素晴らしい演奏だった。特に木管が強く印象に残った。各奏者がうまいうえに全体のバランスが見事にとれている。横から見下ろす関係で、空間的には木管群が分離しているが、そんなことは関係なく、他の弦や金管とのバランス、ハーモニーもいい。結構でした、というほかなかった。それでも、このところ寝不足続きだったので、ルトスワフスキの時はごく部分的に意識が途切れはしましたが・・・(予習はしてあったんだけど)

演奏のことは、これ以上くだくだ書くこともないので、演奏前のことについてもう少しだけ。楽団員がこれだけばらけて入ってくるのは、実は日本式よりいい点がある。日本の場合、楽団員が列をなして一挙にステージに登場することが多いが、最初の人が現れてきたときに拍手をする人が非常に多い。でも、登場の間ずっと拍手が続かず、そのうち登場が続いても拍手がない状態になることも非常に多い。かなり間抜けな感じがする。盛り下がり感、大。最初数名がさりげなく練習していて、そのうちゆっくり人が増えてくる場合は、拍手がはじまるタイミングがなく、コンサートマスターの登場ではじめて拍手が起こる。会場がわっと盛り上がり、このテンションを保って指揮者の出現を待つということになりとてもいいと思う。

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