2014年8月30日

府中の森芸術劇場 ウィーンホール


・ヨハネス・ブラームス・フィルハーモニカー 第5回演奏会

モーツァルト 歌劇「魔笛」序曲

モーツァルト レチタティーヴォとアリア
「そなたはこうして裏切りをするのか ー 苦く恐ろしい後悔の気持ちが」

R.シュトラウス 4つの最後の歌

ワーグナー
楽劇「さまよえるオランダ人」より オランダ人のアリア「期限は切れた」

ブラームス ハイドンの主題による変奏曲

指揮・福田 光太郎 ソプラノ・臼木 あい バリトン・木村 善明

  • ウィーンホールで声楽ということで,先月に引き続きいい機会と思い出かけてみた.
  • 歌は良く響き満足.
  • 〆がハイドンの主題による変奏曲で,分量的にはやや物足りないかと思った.
だがしかし,アンコールでびっくりした.これほど驚かされると同時に,感激したアンコールははじめてであった.
  • オーケストラ配置が通常に戻り,歌い手の出番は終了したと思い込んでいた.
  • 歌い手ふたりいたのに,プログラムでは共演がなく,残念に思っていた.
  • まさか,あんなところから登場するとは…
  • 登場したときには拍手したかったのだが,誰もしなかったのが残念.まあ,歌舞伎ではないしねえ.
  • 曲がプログラムとちゃんと首尾相応しているし.
というわけで,テンション高く帰宅したのであった.

2014年8月24日

パルテノン多摩

Muse Philharmonic Orchestra
指揮 高井優希

・ビゼー 歌劇「カルメン」より
・ベートーヴェン 交響曲第5番 ハ短調 作品67

昼を駅近くの蕎麦屋で済ませてから,会場へ.

運命を生で聞くのは初めてだ.第一楽章短い動機の積み重ねをおもしろく聞けた.第四楽章盛り上がるんだけど,だんだん飽きてくる.ちょっとしつこい感が.テンポの関係か.

オーボエ・カンタービレ.

マナーすごくいい.咳もほとんどない.

・夜,教育テレビで,ロマンド管弦楽団のチャイコフスキーのバイオリン協奏曲@サントリーホール.
第一楽章後に盛大な拍手.あんまり好きではない.

2014年8月16日

歌舞伎座


納涼歌舞伎

9:45に歌舞伎座着.今日はまず4階席で一幕見に初挑戦.どのくらい待っているか予想がつかなかったが,立ち見は回避できたようで,一安心.50番台のチケットを購入し,40分待ちで入場,上手側で一列目にすわる..


  • 恐怖時代

   
お銀の方 扇 雀
磯貝伊織之介 七之助
茶道珍斎 勘九郎
細井玄沢 亀 蔵
梅野 萬次郎
春藤釆女正 橋之助

天井近くて,とても遠いが,全体像はよく見える.三階のバルコニー席でさえ,舞台に近くてうらやましいくらい遠い.だが,声はよく聞こえる.表情を見るには双眼鏡が必須.

芝居はとてもスプラッタで,若いころの筒井康隆作といわれても信じたと思う.谷崎も筒井もどちらも,常識に縛られないという点で共通する.両方に若いころはまった私は常識人であるのだが…

席の遠さは,今年1月の大相撲見学(2階席後ろから2列目)と同じ感じであった.



1時ころ終了.昼食は寿司,その後,和光のパーラーや,並木通りとデパートうろうろで時間を過ごす.やや雨.


6:00に再度歌舞伎座で,今度は一階指定席,5列目でで夜の部を見物.


  • 勢獅子

   
鳶頭 三津五郎
鳶頭 橋之助
鳶頭 獅 童
芸者 七之助
手古舞 新 悟
鳶の者 国 生
手古舞 鶴 松
鳶の者 虎之介
手古舞 児太郎
鳶頭 巳之助
鳶頭 勘九郎
鳶頭 彌十郎
芸者 扇 雀

さすがによく見える.意外なことに声は幕見席のほうが大きく聞こえた.音響設計の成果がよくわかった.おどりは,勢揃いでおめでたく,楽しかった.
 

  • 怪談乳房榎

   
菱川重信/下男正助/うわばみ三次/三遊亭円朝 勘九郎
重信妻お関 七之助
磯貝浪江 獅 童

朝一番の芝居も見ているので,勘九郎が大変なのがよくわかった.(見ていないが2部も出ているし)役者は大変だ.3役くっきりはっきり演じわけているという印象.

獅童,悪役顔で悪役を演じる.きまっていて面白く見た.

正助,浪江の兄弟杯の下りで,獅童が徳利を倒すという小ミスを,勘九郎がアドリブでずいぶんとつっこんでいて,獅童もまたずいぶんと返していた.(この芝居初めて見るので,たぶん.でも,獅童が途中あわてて地の声になったり,とちったりしたので,仕込んであったわけではないだろう.)

9:15ころ終了.家に帰った時刻は結構遅くなったが,まあ,しょうがない.楽しい一日であった.


2014年8月10日

杉並公会堂

オーケストラ・セレーナ 第5回演奏会

グリンカ/歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.35
チャイコフスキー/交響曲第6番ロ短調op.74「悲愴」

午前中は台風による豪雨.ほぼ通過と見込んで,昼過ぎに家をでたが,それでも一瞬激しい雨にさらされた.こんな日はすいているだろうと思っていたのにさに非ず.

2階のバルコニーに席をとった.

このホールには,ほぼ2年ぶりにやってきた.その後いろいろ訪ねたホールの経験からも.このホールの残響はぴか一と思われる.響きが豊かで,それでも音の芯はしっかりしている.特に木管が良く聞こえる.

演奏も,アマオケらしからぬところをみせていた.

マナーはなかなかよかった.協奏曲の第一楽章の後に拍手パラパラで,悲愴の第三楽章の後はまったくの静寂.終曲時にもしばらくの静寂.拍手の仕方がマニアックであった.

来月もここに来ることにして,チケットを購入.