2013年12月27日

立川市女性総合センター・アイムホール

もっと身近に、気軽に協奏曲を・・・「目のまえコンチェルト」 (後編)

ピアノ:田中良茂 室内楽:NHK交響楽団メンバー

・ベートーヴェン ピアノ協奏曲第2番(小林寛明編曲)
・ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番「皇帝」(南聡編曲)
ピアノ+弦楽四重奏+コントラバス

今週チラシで知って、3日前にチケット購入。

会場に行くと意外と閑散としていた。半分も入っていなかったのではないか。

弦は息が合って素晴らしかった。コントラバスの増強も効果的で、低音がしっかり支えていた。これで2000円はCP良すぎです。ホールがもっと響けばよかったのに。

企画は大変面白いもので、おなじみの曲が室内楽として聞ける。といっても奇をてらったものではなくて、レコード登場以前にはこういった編曲物をとおして曲に親しんでいたことがむしろ多かったようだ。室内楽に編曲された交響曲などが多数残されている。が、コンサートとしてほぼ見かけることはない。

この手の編曲の演奏をもっと聞く機会が多くなると、いろいろ楽しいだろうと思った。






2013年12月13日

オペラシティ コンサートホール

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
第275回定期演奏会
[出演]
パスカル・ヴェロ(Cond)、宮田 大(Vc)、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
[曲目]
・ハイドン:交響曲第82番ハ長調Hob.I:82「熊」
・ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番変ホ長調op.107
・サン=サーンス:交響曲第3番ハ短調op.78「オルガン付き」

3階のサイドにしたが,さすがに厳しい席だった.(音響,視野共に)せめて2階にすべきだったっと反省.観客の層としてはオペラシティは都内のどこよりもすばらしいと再確認した.

2013年10月12日

府中の森芸術劇場 ふるさとホール


人形浄瑠璃

【夜の部】
解説
花競四季寿より万歳・鷺娘
 ひらかな盛衰記
   松右衛門内の段
   逆櫓の段

帰りに寿司を食ベた.

2013年10月5日

国立劇場 大劇場

一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき)
       ― 陣門・組討・熊谷陣屋 ―
     
   序  幕   須磨浦陣門の場   
           同   浜辺組討の場
   二幕目   生田森熊谷陣屋の場

春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし)
             

染五郎が獅子になって出てきたとき思った…

「かっけー」

2013年8月6日

歌舞伎座

歌舞伎座新開場柿葺落
八月納涼歌舞伎

第三部

一、狐狸狐狸ばなし 
   
伊之助 扇 雀
おきわ 七之助
おそめ 亀 蔵
おうた 歌 江
福造     巳之助
又市        勘九郎
重善        橋之助


二、棒しばり(ぼうしばり) 
   
次郎冠者         三津五郎
太郎冠者         勘九郎
曽根松兵衛 彌十郎


・はじめて新しい歌舞伎座で芝居を観た(ようやく).
・1階ほぼ中央.
・舞台が低いのか,客席傾斜が緩いのかで,前の人の頭が邪魔で,見づらい面があった.特に座っていたり寝そべっているときの芝居.
・客席は千鳥の配置にすべきだったんだろう.
・音響は確かに聞きやすい.
・夕食は3階の食事処で休憩時間に取る.6分くらいの入り.1階から3階へ上がるのに,下手側のエスカレータに乗ったが,折り返しの乗り換えではないため,はじめは迷った.オリンパスホールでもそうだったが,いまどきこれはないだろう.

・新しいので,どこもピカピカでした.

2013年7月15日

オリンパスホール八王子



八王子シティオーケストラ 第15回定期演奏会

シューマン:   交響曲第4番  ニ短調    作品120    
グリーグ:   ペールギュント  第一組曲   作品46
シベリウス:   交響詩「フィンランディア」   作品26
ヨハン・シュトラウス2世:   喜歌劇「こうもり」序曲   作品367

一度来てみたかったので,これがチャンスと思ってやって来た.

駅近,新しくて(2011年開館),音響も結構.

問題は,建物内の動線で,上の階へ進むために「行ったり来たり」かなり歩かされる.ホールの3階席を目指すとするとかなりの運動量だ.(エレベータもあるけど)

帰りにすぐ近くのビックカメラで,酒(白州 10年)を買って帰る.製造中止に釣られてしまった.


2013年7月7日

パルテノン多摩 大ホール

Orchestra Failte

ベートーベンの交響曲第1番
マーラーの交響曲第1番

梅雨明けで暑い.

2013年7月4日

府中の森芸術劇場どりーむホール

松竹大歌舞伎
市川亀治郎改め四代目市川猿之助襲名披露

毛抜
口上
義経千本桜 川連法眼館の場

2階席前から3列目だったが,思っていた以上に遠かった.新橋演舞場の3階より遠い.

附けの音がえらくうるさい.響き過ぎていた.

かなわぬこととはいえ,最後宙乗りがあったら盛り上がったんだろうなあ.

2013年6月28日

東京芸術劇場 コンサートホール

クラシカル・プレイヤーズ東京 演奏会

W.A.モーツァルト  歌劇「フィガロの結婚」序曲 Kv.492
W.A.モーツァルト  ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K.467
L.v.ベートーヴェン 交響曲第8番 ヘ長調 Op.93

出演 指揮:有田正広  フォルテピアノ:仲道郁代 クラシカル・プレイヤーズ東京(オリジナル楽器)

・この大型ホールにオリジナル楽器はやや厳しいんだろう,というのが全体的な感想.ただ,マニアックなせいか観客マナーは(池袋にしては)相当良かった.

・ピアノ協奏曲は,フォルテピアノの音量とのバランスもあるのではあろうが,やや聞きづらい.

・交響曲では,音量アップして,こちらのほうは演奏の細部まで聞きやすい.ただ,バランス的に第一楽章の再現部の第一主題が聞き取れなかったのですけど.アンコールでは第4楽章をもういちど演奏.こんなのはじめてですけど.

・ホールの残響感はこれまでここで聞いた中では一番感じられた.音響効果のため,2階3階の後方席には観客を入れなかったそうだが,その効果があったような気がする.

・帰途,西口公園で車座になって,缶チューハイたくさんあけて酒盛りをしている若者が多数.気候もいいしね.若いって素晴らしい...

2013年6月2日

所沢ミューズ マーキーホール

ジュリアード弦楽四重奏団

ジョセフ・リン (ヴァイオリン)
ロナルド・コープス (ヴァイオリン)
サミュエル・ローズ (ヴィオラ)
ジョエル・クロスニック(チェロ)

また所沢だがマーキーホールは,はじめてである.響きはやや薄く,室内楽向けの設定のよう.ホワイエはやや狭いが,いいホール.

演奏はすばらしく,特にチェロの多彩な音色とその使い分けは,こんな演奏があるのかと感動した.

しかし冬でもないのに,演奏中でも咳があちこちでかなり多く,気が散る.
いちど楽章間で,激しくゴホゴホやっている人がいて,サミュエル・ローズ が睨んでいた.

ハンカチは忘れずに!

2013年6月1日

歌舞伎座

新しい歌舞伎座を訪問.

芝居はやっていないけど,地価の木挽町広場と屋上庭園を見学(無料).屋上庭園は,思っていたほど広くはない.

木挽町ホールでのオープニング企画展「歌舞伎の美 春」も見学した(有料).お茶と海苔の寿月堂前で,冷たい煎茶の試飲(無料).冷たくておいしかった.

そのうち落ち着いたら芝居を見に来なくちゃ.

その後,散歩がてら,ぶらぶらと帝国ホテルに移動し,お茶とケーキ(有料…あたりまえじゃ).


2013年4月19日

金丸座


第二部

京人形
襲名披露 口上
奥州安達原 袖萩祭文

猿之助追っかけシリーズ第3弾.(前回はこちら.)四国に行ってきました.全日に東京駅から夜行列車で移動.朝から,高松城と栗林公園を散歩してから,琴平に.うどんを食べてから第2部を観劇した.

上手の席だったので,袖萩の芝居がほとんど見えなかったのは残念だったが,昔の芝居小屋を大いに楽しむことができた.

(追っかけシリーズの第4弾に続く…)

帰りに岡山で備前焼のぐい飲みを20数年ぶりに購入.20年前のぐい飲みは長年の使用で表面が非常に滑らかになっていることが改めてわかった.

新しいぐい飲みをこれから20年かけて育てるのか??





2013年4月14日

東京文化会館

東京春祭のStravinsky vol.2 ストラヴィンスキー・ザ・バレエ - ド・バナの《アポロ》、ベジャールの《春の祭典》

二階の上手よりの席.

ベジャールは名前しか知らなかったけど,なるほど素晴らしい.バレエは踊りに夢中になると,音楽は細かく聞き取れなくなる.まあ,総合的に楽しめればいいのでしょうが.

なぜか座っている一列はわれわれ以外すべて空席だった.謎である,

2013年3月30日

東京芸術劇場

第2回音楽大学フェスティバル・オーケストラ演奏会


前日にショッキングなことがあって,PTSD復活.

会場に行ったが,前半でリタイア.隣のおっさんが動き過ぎて椅子を曲に合わせて揺らすのにもまいった.

(一か月たってようやく記録する気になった.4/30記)

2013年3月8日

紀尾井ホール


小菅 優 ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ
全曲演奏会シリーズ 第5回

花粉症がきついのだが、がんばって行った。

素敵なホールだった。座りやすい。前回の東京文化会館とは全然違う。

演奏は、すごい迫力。感動した。次回の先行予約に人が群がっていたのも理解できる。

2013年2月23日

東京文化会館 大ホール


こうもり
二期会
東京都交響楽団

4階席サイドから。遠かった。
オーケストラは軽快な演奏。

舞台と衣装はオリジナリティーあふれるものでなかなか素晴らしかった。

演出は、第3幕でアイゼンシュタインが正体をあらわした後の騒ぎで、ここぞとばかりに紙をまきちらかすところが面白かった。やりすぎなところがかえってよかった。

2013年2月17日

サントリーホール

仲道郁代ピアノ・コンサート オール・モーツァルト・プログラム



モーツァルト  ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K467
                  ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K466、他

他というのはソロで、きらきら星変奏曲と、トルコ行進曲付きソナタであった。




サントリーホール2回目。

べつに、仲道さんのおかっけをしているわけではなく、たまたま。ホールとプログラムで選んだ結果である。

よく行くオペラシティの演奏会に比べて、演奏中のノイズが多い。咳やパンフレット落下音が響いたりした。ぱっと見、平均年齢が高いからか。隣のおっさん最悪。常にノイズを出している。殺意。

休憩中のホワイエも結構混んでいる。いろいろ見てきた今になるとわかるけど、ここは収容人数のわりに狭いんですね。

演奏のほうは、わりと好きなモーツァルトピアノ協奏曲2曲で、楽しめた。意外と聞く機会が少ないんですよね。弾き振りも、席がステージ横で様子がよく見えてよかった。前にyoutubeで見た、内田光子さんの妖気漂う弾き振りとは、全然違って見える。まわりの状況で、自分の集中度60%くらいっだったのは残念だった。途中、後半の曲の第二楽章では、一瞬、天国を見た(気がした)。


2013年2月7日

オペラシティ コンサートホール


指揮:エサ=ペッカ・サロネン
ピアノ:レイフ・オヴェ・アンスネス
フィルハーモニア管弦楽団

2階左のバルコニー席でステージ真横。バイオリン奏者はほとんど見えなかった。

開演10分くらい前から楽団員が三々五々やってきて、演奏したりおしゃべりしてて楽しそう。開演直前には客席よりも騒がしいくらいに雑談していた。チューニングの時にもクラリネットの奏者同士でなにか耳打ちして爆笑していた。見たぞ。どんなジョークを言っていたのか非常に気になる。

演奏が始まると一変。素晴らしい演奏だった。特に木管が強く印象に残った。各奏者がうまいうえに全体のバランスが見事にとれている。横から見下ろす関係で、空間的には木管群が分離しているが、そんなことは関係なく、他の弦や金管とのバランス、ハーモニーもいい。結構でした、というほかなかった。それでも、このところ寝不足続きだったので、ルトスワフスキの時はごく部分的に意識が途切れはしましたが・・・(予習はしてあったんだけど)

演奏のことは、これ以上くだくだ書くこともないので、演奏前のことについてもう少しだけ。楽団員がこれだけばらけて入ってくるのは、実は日本式よりいい点がある。日本の場合、楽団員が列をなして一挙にステージに登場することが多いが、最初の人が現れてきたときに拍手をする人が非常に多い。でも、登場の間ずっと拍手が続かず、そのうち登場が続いても拍手がない状態になることも非常に多い。かなり間抜けな感じがする。盛り下がり感、大。最初数名がさりげなく練習していて、そのうちゆっくり人が増えてくる場合は、拍手がはじまるタイミングがなく、コンサートマスターの登場ではじめて拍手が起こる。会場がわっと盛り上がり、このテンションを保って指揮者の出現を待つということになりとてもいいと思う。

2013年2月3日

所沢ミューズ アークホール

小林研一郎&仲道郁代
東京フィルハーモニー交響楽団


しばらく忙しくて、久方ぶりのコンサート。所沢にやってきた。今日はいい天気で、暖かい。航空公園を散歩。ロウバイの花を見てから会場に向かった。。

ホールに入り、2階の後方の席へ。あとでウロウロしてわかったのだが、ここの2階は実質3階だった。1階の土間もそうなんだけど、ステージから離れるにつれて床が持ち上がっているので、後方からも見やすくなっているが、その分2階席が高くて遠い。サイドのバルコニー3階席の通路にもそのままつながっている。(とても説明しづらい空間配置である。)

ピアノ協奏曲(ベートーベン5)は、やや音量小さめに聞こえる。遠かったか。2楽章の頭には、バイオリンの弦が切れたことについて指揮者から説明あり。アンコールの子犬のワルツは、協奏曲とまるきり異なるピアノの音色を聞かせてもらえた。演奏にちょっと感激。

交響曲(ベートーベン7)は、打って変わって音量が上がり、遠くからでもよく聞こえた。金管がやや不安定なところもあったが、おおむねハーモニーとホールの響きに満足した。3楽章の中間部でえらくためていたけど、このような演奏ははじめて聞いた。一瞬youtubeで見た宇野功芳のベートーベンのスゴイ指揮が頭をよぎり、吹き出しそうになったが、なんとか耐えた。

このホールの響きはやっぱりいい。


2013年1月14日

オペラシティ コンサートホール

千住真理子 ヴァイオリンリサイタル


休日。朝にちょっと雨が降っていると思っていたら、いつのまにか雪になった。と思う間もなく、どんどん降ってあっという間に外は真っ白になってしまった。太平洋上の低気圧が関東に雪を降らせるパターンということで、一日降り続けると覚悟して、早めに家を出た。

電車とバスは予想通り遅れたが、ちゃんと会場につくことができた。中に入っていしまえば外の雪は関係のない世界。

席は2階バルコニーでステージ横をとってあった。これが、正解であった。演奏者にかなり近く、オーケストラと違って見切れるという欠点もない。

音響もよかった。室内楽だって、(たぶん邦楽だってなんだって)よく響くホールで聞く方が気持ちがいいのだ。

帰りも時間かかったけど、今日は他に用事もないので問題なし。成人式の方々はお気の毒でした。


オペラシティ 外は豪雪

2013年1月13日

くにたち市民芸術小ホール


くにたち市民オーケストラ
2013年ニューイヤーコンサート


おそらく7-8年ぶりくらいに、このコンサートにやって来た。(記録を見ると前回来たのは2004年だった)

このホールは350席くらいの小さな会場で、あまり音響面は考えられていない様だ。席は各列に段差があり、後ろの方でもかなり見やすい。視覚的には文句はないけど、音の響きは、相当寂しい。もうひとつの欠点は、アクセスの悪さ。

そりすべりの鞭の音は、ちょっと残念だったが、その他の点では、演奏にけっこう満足できた。いろいろアマオケ聞いてきたが、音大を除けばかなり上手いとおもう。各パートの音のバランスもいいし、金管が音程をはずすことも少ない。今回も定番の曲では、やりなれていることもあってか、かなりこなれた演奏だった。

毎年この会場で、ニューイヤーコンサートをずっとやってきたことに敬意を表するが、時には別の会場(音響のいいホール)でも開催してほしいと思った。