シューボックスということで楽しみにしていた府中のウィーンホール。2階席ななしで、平土間のみ。予想に反して、中に入ってもそんなにわんわんと響いていない。意外だ。側面壁を見ると列柱状になって、その間の壁はアールになって、その上デコボコしている。ほぼ並行面なし。そのせいだろうか。椅子の背もたれの部分もほぼ全面クッションにおおわれている。
演奏を聞いても、シューボックス的な(と勝手に思っている)音の増幅効果が弱い感じである。初期反射音が来ていないのではないか。残響は多くはないがきれいに消えていく気がする。
その結果、チェロ24+バスドラム1+シンバル1による【禿山の一夜】でも、それほどの音圧感がなく、ちょっと寂しい。この曲はやはりもっと鳴らしもいいのではと思った。
つぎの【弦楽セレナード】が圧巻のチェロ42名編成で、ようやくたっぷりとした音圧感に。やはり、これくらいの音量がなくては。
前半の、ヴェルナー・トマス-ミフネのビッグトレイン(曲も作曲家も知らなかった。パンフレットもろくに読んでいな。)では出だしの音にびっくり。この時点では曲名も把握していない。だんだん列車が動き出していることがわかって来て、描写音楽だとわかり、曲名を再確認。シュシュポッポ走って来て、つぎの駅に停車して終曲。クラフトワークのTEEや、スーパーベルズの電車DJなどと合わせて鉄道音楽と命名されるべき?。タモリ倶楽部のネタになりそうな曲だった。
この近辺のシューボックスには、
- ウィーンホール 1階のみ 522席
- 杉並公会堂 1階 778席 2階 406席
- 三鷹市芸術文化センター 風のホール 1階 440席 2階 185席
などがある。
風のホールは未訪問だが、近々いく予定。ウィーンホールとほぼ同規模なので比較が楽しみである。
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