2012年11月13日

フェルマータ

学校音楽では、単に音や休符を伸ばす記号として教わったフェルマータだが、イタリア語では「止まる」という意味だそうだ。

したがって、そこで演奏を一時とめるというのが本来の指示であろうが、とまって何をするかというと、音の残響が消え入るまで待つという考えがあるらしい。演奏する場所によって残響時間が異なることにより、次の音までの時間間隔が変わってくる。

先日のお勉強リンク先より引用

なるほど、知らなかった。この考え方だと、同じ演奏者であっても、演奏場所が違うとフェルマータでとる時間が変わってくることになる。

曲の最後の休符にフェルマータがついていることもあるが、これも今まで「なんのこっちゃ?」だったが、残響が消え去るまでが曲の内というのが意図なんだとわかる。

また、ベートーベンの第5交響曲の冒頭のフェルマータの解釈については、いろいろ議論があるようだが、ちょっと調べた範囲では残響も含めた議論はみあたらない。再考の余地ありというところか。

フェルマータの記号についてだが、

フェルマータ

WiFi の記号に似ていないか?

WiFi
WiFi が電波の拡がりをあらわしているのと同じく、フェルマータは音の拡がりをあらわしているに違いないと妄想したりして。

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