2012年11月26日

オペラシティ コンサートホール

第169回NTT東日本 N響コンサート

今日も2階サイドの席。昨日に続いてオーケストラ全体が俯瞰できて、音源が縦横に拡がって聞こえる。仮称2D音源オーケストラ。

舞台の一部が見えないのはいたしかたなし。ただ、2列目の席でも1列目との間に手すりがあって視覚的にかなり邪魔。ない方がいいと思う。前に2階正面で聞いた時よりも直接音の迫力が増している。

今日のプログラムでは、途中オーケストラの編成がいろいろ変化して面白かった。

  • レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア第3組曲

木管、金管、打楽器が退場して弦のみ。横から見ているので、音源が縦方向に拡がる。

  • ロドリーゴ:アランフェスの協奏曲

この曲では、弦楽器を大幅減員で、ギターとの音量的バランスをとっている。木管、金管パートはいるので、オーケストラが縦長になっているのが上から見るとよくわかる。音源は横方向に拡がる。

その他の曲では、舞台がフルに埋まっている。この場合の最強奏(含バスドラム)では、音がひとかたまりになってやってきて、ほとんどノイズ状態かと思った。初期反射の強いシューボックスの欠点で、後期ロマン派などのフォルテシモでは音が濁ると聞いてことがあったが、このことだったのか。ただ、オーケストラか指揮者は、この点について何らかの配慮があってもよかったのではないかと。

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