リサイタルホールは初。これでオペラシティの3会場をコンプリート。
公表されている残響時間は1.2秒(満席時)ということで短めに設計した様である。確かに、開演前の話し声の響きをきいても、デッドである。
ホールは床、壁共に木張りの箱型の空間で、これまで見てきたシューボックスのホールと基本構造は大差ないように見えるのに、なぜここまで残響が少ないのか?ホールの容積と、奥行き対幅の比が効いているのかもしれないが、今のところ不明。要精査。
ピアノの演奏は細かなところまで明瞭に聞こえ、先日の杉並公会堂で聞いた残響たっぷりのピアノ協奏曲とは好対照。一般に、室内楽はデッドで解像感が高いほうが好まれているのかもしれないが、個人的にはもっと響いてもいいような気もする。
リストの実演は初めて聞いた。ピアノのダイナミックレンジと周波数帯域を使い切った曲を好演。これまでリストのピアノ曲を録音などで聞いてもあまりピンとこなかったのだけれども、実際に聞くことによって「リストいいじゃん」と思った。また機会があったら聞いてみたい。
オペラシティ ガレリア |
0 件のコメント:
コメントを投稿