2012年11月14日

音響設計

音響設計という仕事では、ホール劇場その他の建築時や改修時にコンサルタント業務をしているようだ。その内容は多岐にわたって、

  • 会場の防音。外部からの雑音を防ぐと同時にホールからの音漏れを防ぐ。
  • 空調音の抑制。
  • 音楽を妨げる定在波などの除去。
  • 用途に合った残響時間の設定。
  • PA 用のスピーカーの配置計画やその他の電気系。
などなどいろいろなことがあげられるらしい。

したがって、たとえ残響時間が短くとも、音響性能のすぐれたホールであることもありうる。そういったホールについてであっても、よくわからないままにコンサートの宣伝やマスコミなどで、

音響のいいホール
響きがいいホール
豊かな残響


という誤変換があるようである。昔だまされました。

どうも、音響という単語自体を使うことに罪があるようにもおもえる。すなおに読むと、音響では音の響き、すなわち残響を含んだ音としかとれない。(辞書にも音のひびきとかいてある。)

音響設計といわずに、音環境設計とかいったほうがいいような気が…

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