2012年11月17日

府中の森芸術劇場 どりーむホール


国分寺フィルハーモニー管弦楽団 第45回定期演奏会

府中市はお金持ちで有名な自治体である。

その府中の森芸術劇場は、どりーむホールという大ホール、ウィーンホールという中ホール、ふるさとホールという邦楽用の3ホールを持つ。昔、ふるさとホールに文楽を見に来たことがあるが、その他は未訪問。

今日は大ホールでのオーケストラを聞きに来た。例によって、とりあえず2階に。

恒例の開演前のざわめきの残響聞き取りだが、扇形にしては残響がある。演奏でもそれは感じられ、オーケストラでもなかなか響くホールであった。だが、あいにく大きなホールだけに、音量が2階ではやや不足感がある。

このホールの通は、2階袖の前に張り出している席を狙っている模様。早くから埋まっていた。

細かく区画して、そのそれぞれの角度をより並行に近づけてある側面壁の形状が、疑似シューボックス的な効果で、響きを良くするひとつの要因に思えた。もうひとつ考えられる要因はその材質ではないだろうか。近くでたたいてみると、材質はよくわからないが比較的金属的な音がした。セラミックぽい??が、よくわからない。側面壁では、吸音や拡散処理はしていないようである。建設時によく考えた(お金をかけた)んだろうなあ。

休憩時間には売店も営業していて、コーヒー、ジュース、ビール、ワインなどを販売していた。アマオケでこんなのはじめて見た。さすが府中市はお金持ちで、、、

あえて文句を付けるとすれば、低音域の初期反射を含めた残響が少し弱いのかもしれない。ティンパニ、チェロ、コントラバスがもう一つ前に出てこない感があった。将来の改修時にはこの辺りも考慮していただければ、より良いホールになると思われた。ぜひ、お金をたくさんかけて、、、

あと、見かけがグレーでちょっと殺風景。ここにもお金を、、、

ウィーンホールは、シューボックスなのでぜひ近日中に来てみたい。

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